【ロウリュとは！？アウフグースとは何が違う？】日本で楽しめるロウリュサウナの種類について徹底解説！

近年ブームになっているサウナですが、

と思っていないでしょうか。

そこでこの記事では、下記をお伝致します。

ロウリュとは

ロウリュの定義は、下記の通りです。

ロウリュ（芬: löyly）は、フィンランドに伝わるサウナ風呂の入浴法の一つである。熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させることにより、体感温度を上げて発汗作用を促進する効果がある。サウナストーンに掛ける水には、アロマオイルなどが加えられる。

ロウリュ効果

ロウリュについてイメージを持っていただいたところで、ロウリュの効果を体と心に分けて解説します！

体への効果

血流アップ

サウナに入ると通常時の２倍近く血流がアップし、平常時に活動していない身体機能が活性化されます。
毛細血管の血流もアップし、自律神経を整える手助けをしてくれます。

※この自律神経を整える手助けをするという効果はサウナ医師と呼ばれている加藤容崇医師も認めています。また、加藤医師は自律神経を整えることでうつ病など精神疾患の予防、治療にもつながると言っています。

発汗、美肌効果

蒸気浴による高い発汗作用により毛穴の掃除ができるため、高い美肌効果が期待できます。

近年サウナ好きを公言している有名人が増えたのはこのためですね！

睡眠の質をアップ

人間の体は、深部体温が下がるときに眠気を感じるます。
深部体温とは体の内側の温度のことで、肌の温度と体の内部の温度は異なります。 サウナでしっかり体の内側まで温め、下がるタイミングで布団に入ると、スムーズに深く眠りにつくことができます。 サウナは入浴より短時間で深部体温を上げることができますので忙しくて時間がない人にもおすすめです。

サウナでから出て1時間半〜2時間後がベストタイミングです！このタイミングで布団に入ることでぐっすりと眠れることでしょう。

疲労回復

心への効果

リラックス効果

サウナの中で発生している蒸気やロウリュによってもたらされる水蒸気には多くのマイナスイオンが含まれており、リラックス効果が期待できます。

一部ではサウナストーンにアロマ水をかけた直後のじゅわ〜っという音を聴くだけでリラックスできると言われており、この音だけを収録したASMRの動画がyoutubeにアップされています。リラックスしたい時にぜひ聞いてみてください！

幸福感、多幸感を感じやすい

ロウリュウでしっかり体が温めたあとは水風呂に入ります。サウナ水風呂を繰り替える温冷交互浴は多幸感を感じさせてくれる３つの物質が私たちの脳内で分泌されます。

１．βーエンドルフィン

モルヒネのような鎮痛作用や、不安軽減の作用があります。

２．オキシトシン

ストレスを軽減して幸福感を感じる脳内ホルモンです。

３．セロトニン

うつ状態を軽減し、気持ちを安定させる作用があります。

ちなみにサウナーがこぞって使う「整う」とはこの状態です。もう少し具体的にいうと脳内で幸せを感じる物質が大量に放出されて、リラックス状態で幸福感を感じている状態のことを「整う」と表現しているのです。

ちなみにフィンランドでは「女性がもっとも美しいのは、サウナをでた後の1時間」ということわざもあるくらい、サウナは心身ともに良い効果を得られるものとされています。　　　　　　　　　　　　ことわざにサウナが入っているなんてさすがサウナの本場といったところですね！

アウフグースとの違い

ここではアウフグースとの違いについてご説明します。

まず、アウフグースとは

アウフグースとは、ドイツ語で「コーヒーなどを沸かせる」という意味を持つ言葉です。ロウリュによって発生した蒸気を、施設のスタッフがタオルなどであおぎ、入浴者に熱風を送るサービスのことです。

日本では、サウナ室でタオルをあおぐパフォーマンスをロウリュウと呼びがちですが、上記の説明のようにそれはアウフグースと言い、ドイツが発祥の地となります。

ロウリュとアウフグースの違いを簡単に言うと、ロウリュで発生した水蒸気をタオルであおぐパフォーマンスがあればアウフグース、なければロウリュということです。

「アウフグース」が行われる前には「ロウリュ」が行われるので、「ロウリュ→アウフグース」をまとめてアウフグースと表現されることも多いです。

しかし、厳密に言うと、水蒸気を起こすことが「ロウリュ」それをタオルで仰ぐのが「アウフグース」ということになります。

※ちなみにフィンランド式のサウナでは、タオルであおぐアウフグースは行いません。 ドイツではタオルであおいだりパフォーマンス性がプラスされる施設が多く、大人向けのスパの雰囲気がフィンランドよりも色濃くあります。ドイツにはなんと子供が入れない公共サウナも多くあるほどです。
日本ではまだアウフグースとロウリュウが混同しているケースも少なくありませんが、この違いを知るることで今までよりサウナを楽しむことができるでしょう。

日本で楽しめるロウリュサウナの種類

日本のサウナ文化は、熱波師や巨大うちわのアウフグースなど、フィンランド人やドイツ人も驚く独自進化を遂げています。では、日本でどのような方法で楽しめるのでしょうか。主に3種に大別されるロウリュのタイプについて解説します。

セルフロウリュ

自分でサウナストーンにアロマ水をかけて蒸気を発生させるロウリュのことです。
サウナ室にアロマ水の入った桶と柄杓が置いてあり、好きなタイミングでロウリュウできます。
イベント系のロウリュに比べるとまだまだ普及が進んでいないタイプになりますが、サウナブームの影響もあり、全国およそ366軒のサウナで導入されています。本格的なロウリュの魅力を知れるスタイルのため、ぜひ一度体験してみることをオススメします。

これらは、暗黙のマナーです。無闇にロウリュをしすぎるとサウナ室の温度バランスが崩れてしまいますので、みんなで楽しむという気持ちを持っておきましょう。

ちなみにゆったりとセルフロウリュを楽しみたい方はテントサウナをおすすめします！テントサウナで友達と好きなだけロウリュしあうまさに最高ですね！

※テントサウナについて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

オートロウリュ

全自動でサウナストーンにアロマ水が噴射され、サウナ室内の温度と湿度を上げるロウリュのことです。

オートロウリュ最大の魅力は一定時間ごとに自動で水が噴射されることで常にサウナ室のコンディションを良好に保つことができるところです。
また、ロウリュウやアウフグースは、開始時刻を決めてイベント化しているサウナ施設がほとんどですが、開始には人手が必要です。 アウフグースとなれば、タオルであおぐトレーニングも必要ですし、あおぐスタッフの体力の消耗も大変激しいので１日に開催できる回数は限りがあります。しかし、オートロウリュであれば1日に何回でも開催できます。

オートロウリュの場合は1時間ごとに開催などルールが決まっているサウナ施設がほとんどだと思います。しかし、場所取りのために10分前に入るのは無理をしましまい、危険なので辞めましょう。また、時間を決めて入るのも無理をしてしまう原因になるので辞めましょう。

ロウリュ(アウフグース)

日本ではもっともメジャーなイベント性を伴うタイプのロウリュです。スタッフが、ロウリュウとアウフグースを行うことを指します。
オートロウリュウと違いスタッフがアウフグースをするので、１日５回程度が限界ですが、パフォーマンス性、イベント性で大変人気です。 アウフグースの時間帯は、サウナ室が満室になることも。

近年では、日本一の熱波師を決める「熱波甲子園」というイベントが開催されたり、「日本サウナ熱波協会」という団体が設立されたりと、独自の文化として発展を見せています。
特にサウナ専門の施設に行けば、レベルの高いロウリュやオリジナリティあふれるプログラムを体験することができます。中には岩盤浴のように館内着を着用して行うタイプもあり、男女共同で受けられることも。

1つ目は、オートロウリュの注意点と同じです。2つ目は、アウフグースの知識があまりない方はとにかく暑くなれば良いんだろうと無茶をしてしまい、アウフグースを楽しめないことがあります。そのため、熱波師が担当してくれるサウナ専用施設を選ぶのがベターです。

まとめ

この記事では、ロウリュの効果、アウフグースとの違い、ロウリュの種類についてご説明しました。

皆さまのサウナ生活の参考になればうれしいです！

もっとサウナについて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。