SAUNA TRIBE

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サウナの種類を徹底解説!ドライ・フィンランド式・ミスト・スチームの違いと特徴

フィンランド式サウナの室内と木のベンチ

フィンランド式サウナの室内と木のベンチ

サウナには実は多くの種類がある――自分に合ったサウナを見つけよう

「サウナ」と聞いて、多くの方がイメージするのは、高温の室内で汗を流すあの空間ではないでしょうか。しかし実際には、サウナには驚くほど多くの種類があり、温度・湿度・加熱方式・期待できる効果もそれぞれ大きく異なります。

近年のサウナブームにより、フィンランド式サウナやテントサウナ、ミストサウナなど、従来の「熱くて我慢する場所」というイメージを覆すバリエーション豊かなサウナが日本各地に登場しています。

この記事では、主要なサウナの種類を温度・湿度・特徴ごとに徹底比較し、それぞれのメリット・デメリット、そしてあなたの目的に合ったサウナの選び方を詳しく解説します。

サウナの種類一覧【比較表】

まずは主要なサウナの種類を一覧で比較してみましょう。

サウナの種類 温度 湿度 加熱方式 体感 おすすめの人
ドライサウナ 80〜100℃ 10〜15% 電気ストーブ等 カラッとした強い熱さ しっかり発汗したい人
フィンランド式サウナ 70〜90℃ 40〜60% サウナストーン+ロウリュ 柔らかく包み込む熱さ 「ととのい」を味わいたい人
ミストサウナ 40〜50℃ 約100% 微細な霧状の水滴 しっとり優しい温かさ 美肌ケアしたい人・初心者
スチームサウナ 40〜60℃ 80〜100% 水蒸気(ボイラー等) 湿った重い温かさ 呼吸器ケアしたい人
赤外線サウナ 50〜65℃ 低い 遠赤外線パネル 体の内部からじんわり 自宅サウナを楽しみたい人
塩サウナ 40〜60℃ 高め 蒸気+天然塩 しっとり+肌つるつる 角質ケアしたい人
薬草サウナ 50〜70℃ 40〜70% 蒸気+薬草・ハーブ 香りに包まれリラックス 癒しを求める人

サウナストーンの種類と形

ドライサウナ(日本で最も一般的)

ドライサウナの基本スペック

ドライサウナは、温度80〜100℃、湿度10〜15%という高温低湿の環境が特徴で、日本のスーパー銭湯や健康ランドで最も多く見かけるタイプです。

ドライサウナのメリット・デメリット

メリット:

  • 短時間で大量に発汗でき、爽快感が強い
  • 日本全国ほとんどの温浴施設にあり、アクセスしやすい
  • 高温による強い温熱刺激で、血行促進効果が高い
  • 水風呂との温冷交代浴による「ととのい」体験も可能

デメリット:

  • 湿度が低いため、肌や髪が乾燥しやすい
  • 鼻腔や喉の粘膜が乾き、息苦しく感じることがある
  • 高温のため、心臓や血圧に持病がある方には負担が大きい
  • サウナ初心者には温度が高すぎて長時間入りにくい

こんな人におすすめ

ドライサウナは、短時間でしっかりと汗をかきたい方、運動後のリフレッシュをしたい方に向いています。

フィンランド式サウナ(ロウリュあり)

フィンランド式サウナの基本スペック

フィンランド式サウナは、温度70〜90℃、湿度40〜60%が一般的な環境です。最大の特徴は「ロウリュ」――熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させることです。

ロウリュの仕組み

ロウリュとは、フィンランド語で「蒸気」を意味する言葉です。サウナストーブの上に積まれた高温のサウナストーンに水(またはアロマ水)をかけると、瞬間的に大量の蒸気が発生し、体感温度を10〜20℃ほど上昇させます。

本場フィンランドと日本の違い

本場フィンランドでは、サウナは自宅やコテージに設置されるのが一般的です。一方、日本のフィンランド式サウナではセルフロウリュができる施設とスタッフロウリュのみの施設に分かれます。

ミストサウナ

ミストサウナの基本スペック

ミストサウナは、温度40〜50℃、湿度ほぼ100%という低温高湿の環境が特徴です。

美肌効果が高い理由

ミストサウナが美肌に良いとされる理由は、その高い湿度にあります。微細なミスト(霧)が肌の表面を覆い、角質層に水分を十分に浸透させます。サウナの健康効果について詳しくはこちらの記事もご覧ください。

髪に優しい

高温ドライサウナでは、髪の毛の水分が奪われてパサつきやダメージの原因になることがあります。一方、ミストサウナは湿度がほぼ100%のため、髪の毛にダメージを与えにくいという利点があります。

スチームサウナ

スチームサウナの基本スペック

スチームサウナは、温度40〜60℃、湿度80〜100%の環境です。

ミストサウナとスチームサウナの違い

項目 ミストサウナ スチームサウナ
加熱方式 霧状の微細な水滴を噴霧 ボイラー等で水蒸気を発生
温度 40〜50℃ 40〜60℃
体感 霧の中にいるようなしっとり感 蒸気に包まれる重厚な温かさ
呼吸器への効果 穏やか 蒸気が鼻腔・喉を潤し、呼吸器ケアに良い

赤外線サウナ(遠赤外線)

赤外線サウナの基本スペック

赤外線サウナは、温度50〜65℃と比較的低温で、遠赤外線パネルやセラミックヒーターから放射される赤外線によって体を直接温めるタイプのサウナです。

体の芯から温まる原理

遠赤外線は、波長が長く皮膚の表面から約3〜4cmの深さまで浸透するとされています。これにより、体の表面だけでなく、筋肉や皮下組織が内側からじんわりと温められます。

家庭用サウナに多い

赤外線サウナは、家庭に設置しやすいサウナとして最も人気のあるタイプです。

  • 電源が家庭用100Vコンセントで使えるモデルが多い
  • 一人用のコンパクトなモデルが豊富
  • 運転音が静かで、マンションでも使いやすい
  • 蒸気を出さないため、結露やカビのリスクが低い

塩サウナ・薬草サウナ・その他の特殊サウナ

塩サウナ: 発汗×角質ケア

塩サウナは、温度40〜60℃の中〜低温サウナ室で、体に天然塩を塗って入るスタイルのサウナです。ポイントは、塩を肌にのせたらゴシゴシこすらず、汗で自然に溶けるのを待つこと。

薬草サウナ: ハーブの効能

薬草サウナは、温度50〜70℃の室内にハーブや生薬を蒸した蒸気が充満しているサウナです。リラックス効果、呼吸器の浄化、自律神経の調整などが期待できます。

テントサウナ: アウトドアで楽しむ

テントサウナは、耐熱素材のテント内に薪ストーブを設置してサウナ空間をつくるスタイルです。大自然の中でサウナを楽しめるのが最大の魅力。

バレルサウナ: 北欧スタイル

バレルサウナは、樽(バレル)型の木造サウナです。円筒形の構造により、室内の空気が効率よく循環し、均一に温まりやすいという特徴があります。

目的別おすすめサウナの種類

「ととのい」を体験したい → フィンランド式サウナ

フィンランド式サウナがベストです。ロウリュによる適度な湿度と熱波が体をしっかり温め、水風呂とのコントラストによる自律神経への刺激が、あの独特な多幸感を生み出します。

美肌を目指したい → ミストサウナ

ミストサウナが最適です。高湿度の微細なミストが肌にたっぷりと水分を与えます。

ダイエットをサポートしたい → ドライサウナ

短時間で大量の発汗が見込めるドライサウナは、代謝の活性化を目的とする方に向いています。

初心者・高温が苦手な方 → ミストサウナ or 赤外線サウナ

40〜50℃のミストサウナ50〜65℃の赤外線サウナからスタートするのがおすすめです。

自宅で楽しみたい → 赤外線サウナ

赤外線サウナが最も導入のハードルが低くおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q1. 初心者におすすめのサウナの種類は?
A. サウナ初心者の方には、ミストサウナまたは赤外線サウナがおすすめです。どちらも温度が40〜65℃と比較的低く、体への負担が穏やかです。特にミストサウナは湿度が高いため息苦しさを感じにくく、初めてのサウナ体験に最適です。

Q2. フィンランド式サウナとドライサウナの違いは?
A. 最大の違いは「湿度」と「ロウリュの有無」です。ドライサウナは温度80〜100℃・湿度10〜15%でカラッとした乾いた熱さが特徴。一方、フィンランド式サウナは温度70〜90℃・湿度40〜60%で、ロウリュによって蒸気を発生させ、しっとりと柔らかい熱さを生み出します。

Q3. ミストサウナとスチームサウナの違いは?
A. ミストサウナは霧状の微細な水滴(液体)を噴霧して室内を温め、スチームサウナはボイラー等で発生させた水蒸気(気体)で室内を満たします。美肌目的ならミストサウナ、呼吸器ケアを重視するならスチームサウナがおすすめです。

Q4. 家庭用サウナはどの種類がおすすめ?
A. 家庭に設置するなら、赤外線サウナ(遠赤外線サウナ)が最もおすすめです。100Vの家庭用コンセントで使えるモデルが多く、蒸気を出さないため結露やカビの心配が少なく、コンパクトなサイズ展開も充実しています。

Q5. サウナの種類によって健康効果は違う?
A. はい、サウナの種類によって期待できる健康効果には違いがあります。ドライサウナやフィンランド式は血行促進・代謝向上・自律神経の調整に優れ、ミストサウナは保湿・美肌効果が顕著です。ただし、いずれのサウナでも血行促進・発汗・リラックスという基本的な効果は共通しています。詳しくはサウナの効果に関する記事をご覧ください。

まとめ

  • ドライサウナ(80〜100℃/低湿度): 日本で最もポピュラー。短時間で爽快に発汗したい方向け
  • フィンランド式サウナ(70〜90℃/中湿度): ロウリュによる柔らかな熱さ。「ととのい」を追求したい方向け
  • ミストサウナ(40〜50℃/高湿度): 微細なミストで肌しっとり。美肌ケアや初心者向け
  • スチームサウナ(40〜60℃/高湿度): 蒸気で呼吸器もケア
  • 赤外線サウナ(50〜65℃/低湿度): 体の芯から温まる。自宅サウナの最有力候補
  • 塩サウナ・薬草サウナ: 角質ケアやアロマ効果など、プラスアルファの体験
  • テントサウナ・バレルサウナ: アウトドアや北欧スタイルで非日常のサウナ体験

大切なのは、自分の体質・目的・好みに合ったサウナを選ぶことです。次の休日は、いつもとは違う種類のサウナに足を運んでみてはいかがでしょうか。