SAUNA TRIBE

【サウナストーンとして使用できる石の条件】効果や形、サイズによる違いについて徹底解説!

サウナーの中には家でもサウナが楽しみたいとサウナストーンを買ってみようかと考えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

サウナストーンって普通の石と何が違うの?

石のくせに高すぎない?

など気になっておりませんでしょうか。

そこでこの記事では、疑問に思っているあなたに、下記をお伝えいたします。

この記事でわかること

◯サウナストーンとは

◯サウナストーンの3つの効果

◯サウナストーンの形やサイズによる違い

◯サウナストーンとして使用できる石の条件

サウナストーンとは

近年のサウナブームによりテントサウナでも活躍の機会を増やしているサウナストーンですが、一体どういう石のことを指すのか。

    サウナストーンは正式な名称ではないためネットで調べても出てくるのは通販のページだけ、、、
    ちなみにWikipediaで検索しても出てきません。

そのため、正式な定義ではありませんが、サウナ用に使用するストーブの上に乗せる石をサウナストーンと呼んでいます。

ネットで通販されているサウナストーンの説明は、

サウナストーンはサウナの中で最も重要な要素の一つです。熱い石がサウナ内の温度を上昇させ、さらに、熱された石に水、アロマ水をかけることで心地よい蒸気を生み出します。(サウナストーンの目的は、放射熱が出る金属や他の素材を高熱にせずに「良い」熱でサウナ内を暖めることです)

サウナに使われる石の種類は様々ですが、耐久性があり、すぐに割れないことが重要です。サウナストーンは、毎週使用した場合、年に1回交換することを推奨しています。交換時期を判断する簡単な方法としては、2つの石を選んで互いに打ち付けて、石が割れるかを確認します。割れた場合は新しいサウナストーンを使用してください。また、ストーブに溜まった埃が付着する可能性がありますので、サウナストーンは定期的に洗浄することをおすすめします。

楽天市場より引用

となっています。

サウナストーンの3つの効果

サウナストーンには大きく分けて3つの効果があります。下記で1つずつ解説します。

①熱を吸収して保持する。

②蒸気を発生させる

③リラックス効果

1.熱を吸収して保持する。

サウナストーンにとって1番大事なのがこの効果です。

サウナストーブの上でサウナストーンを熱することで、熱を吸収してゆっくりと熱を放ち室内を温める保温効果によりサウナ室の温度を一定に保ってくれます。

2.蒸気を発生させる。

次の効果もサウナーにとって欠かせません。

熱したサウナストーンに水やアロマ水をかけ蒸気を発生させ湿度を上げ快適に過ごせるよう、または体感温度を上げ発汗を促す効果です。

サウナ用語で言うとロウリュのことです。ロウリュがないサウナなんてサウナじゃないと言うサウナーもいるぐらい重要になります。

※ロウリュについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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3.リラックス効果

最後は、アロマ水の蒸気による匂いでのリラックス効果です。

先ほどの蒸気を発生させる(ロウリュした後)に感じられる効果です。

また、リラックスだけでなくロウリュしている行為と音を楽しむパフォーマンス面で気分が高まる効果もあります。

想像してみて下さいジュ~~という音と共に一気に熱気が押し寄せて来る、サウナーにとってはたまりませんよね!

サウナストーンの形やサイズによる違い

サウナストーンは、形やサイズによる違いがあります。下記で1つずつ解説します。

形による違い

サウナストーンの形によってロウリュの感じ方が違う!

ごつごつした表面の石と角のない丸い石でも蒸気の感じ方が異なります。

というのも、例えば平らな石はストーブと石の接地面が大きいため熱伝導は早く、全体的に熱くなります。

しかし、例えば丸みを持った石では、ストーブと石の設置面が小さいため熱伝導は遅く、一部分だけが熱くなります。

もちろん、全体的に熱くなっているサウナストーンにロウリュした方が体感温度を上げてくれます。

そのため、平らな石の方がロウリュには向いていると言えます。

また、丸い石だと水が滑り落ちてしまいやすいため大量のアロマ水をかけてしまった際、十分に熱されていない石にロウリュをした際にはストーブのヒーターにかかってしまい故障の原因にもなってしまうので注意が必要です。

大きさによる違い

大きな石は熱しにくい反面熱を持った時の保温時間が長い
小さな石は熱しやすい反面ロウリュをしたらすぐに温度が下がる

このように大きさによって良い面、悪い面があります。そのため、ストーブに設置する際は大小さまざまな石を隙間に入れたりして調整し、お互いの良い面を活かすのがおすすめです。

・石により熱容量(比熱)と熱伝導率が異なるためあまりに形や大きさの違う石同士を配置してしまった際にはうまく熱が伝わらないこともありますので注意が必要です。

大きさの目安はこぶし位

これより大きいと熱を持つまでに時間がかかり過ぎますし、これよりも小さいとロウリュしたあと石の温度が下がり、サウナ室の温度も下がりやすくなってしまいます。

サウナストーンとして使用できる石の条件

サウナストーンを選ぶときは、下記の基準を満たしたものを選ぶようにしましょう。1つずつ解説します。

①熱伝導率

②熱の保温性

③有害な成分を含まない

④密度の高い石

⑤割れにくい耐久性、耐熱性のある石

熱伝導率

熱伝導率が低いといくらストーブに置いても熱くならず、サウナ室も満足できる程熱くなりません。

これでは、サウナストーンとして活躍していないのと同じです。

熱の保温性

石を熱しても保温性がなければサウナ室内は暖まりませし、ロウリュしても熱気(蒸気)が物足りなく感じてしまう原因になります。

有害な成分を含まない

石を高温に熱していく事で硫黄、重金属などいろいろと危険なものが出てくることもあるそうです。匂いがすれば気付くかもしれませんが、無臭の有害物質が出ていた場合は知らないうちに吸引してしまい、健康を損なう恐れがあります。そのため、その辺に落ちている石をサウナストーンとして使用するのは危険なため避けるのがベターです。

密度の高い石

石の内部に水を含む空洞がある場合は加熱時に内部の水蒸気の膨張圧力で石が爆発する可能性があり危険です。

割れにくい耐久性、耐熱性のある石

耐久性のある石でなければ熱した石に水をいきなりかけるとその急激な温度差により爆ぜたり割れたりしてしまう危険性があります。
また、サウナストーブの一般的な温度は300~400度にも及びます。その高温に耐えうる石を選ぶことも必要になります。

※以上がサウナストーンとして使用できる石の条件になります。上述のように外見で分かるようなものではありません。そのため、近所で拾ってきた石をサウナストーンの代用とするなど危険なことはしないでください。安全にサウナを楽しむために市販のものを使用しましょう

※サウナストーンの購入を検討される方のために楽天通販のリンクを貼っておきます。

まとめ

この記事では、サウナストーンの効果、形や大きさによる違い、使用できる条件についてお伝えしました。

皆さまのサウナ生活の参考になればうれしいです!

サウナについてもっと知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

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