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【サウナは健康に良い!】サウナの歴史、医学的根拠をもとにサウナの健康効果を徹底解説!

サウナは本当に健康にいいものなのか?はたまた悪いものなのか?気になりませんか?

ネットで調べてもサウナは健康に良いものという情報もあれば悪いものという情報もありどちらを信じていいかわからないということがあると思います。

そこでこの記事ではサウナは健康に良いのか?悪いのか?医学的根拠をもとに徹底解説します!

この記事でわかること

◯サウナの歴史

◯サウナは健康に良いの?悪いの?

◯サウナの健康効果

◯サウナに入る前に気をつけること

サウナの歴史

フィンランド最古のサウナの歴史は約2000年前にまで遡ると言われています。しかし、その当時のサウナは現代のように楽しむ目的ではなく、「温熱療法」という治療に使われていました。つまり、その当時からサウナには健康効果があると人々に信じられてきたのです。

※温熱療法とは‥‥癒しと回復を目的に身体を温め、血行をよくする物理療法のことであらゆる健康法と関連していると言われています。

サウナは健康に良い?悪い?

結論から申し上げるとサウナは健康に良いです。

サウナに入ると、急激な温度の上昇によって心血管系、免疫系、呼吸器系、そして循環器系の働きが促進されます。生理学的な反応としては、目に見えてわかる発汗のほか、血管の拡張などがあります。そして、サウナに入ることで体に起こるこれらの変化が、健康上のメリットをもたらします。

東フィンランド大学の研究によれば、定期的にサウナに入ることで心臓の拍動や呼吸、消化などの身体機能を司る自律神経系を安定させることで、ホルモンの変動を刺激し、ストレスや痛みを和らげるエンドルフィンの分泌を促進するといいます。

さらには、血圧の低下、炎症や酸化ストレスの軽減、悪玉コレステロールの血管壁への沈着の抑制などといった効果もあるそうです。

サウナの健康効果

サウナが健康に良いと理解してもらったところでサウナがどう健康に良いのか?サウナの健康効果について解説します。

サウナの健康効果はざっくりと挙げるだけで何と11種類も!下記で1つずつ解説します。

  • 酸素摂取をよくすることによる疲労回復
  • 温度刺激によるストレス解消

  • 血管が拡張して血圧低下

  • 低温サウナは安眠効果を向上

  • 血行促進による肩こり解消

  • ダイエット効果

  • 自律神経を調節することによる血管強化

  • 心臓機能の向上

  • 交代浴で自律神経の訓練

  • 汗腺・皮脂腺までも清潔に

  • 身体を温めるとHSPも増加

●酸素摂取をよくすることによる疲労回復

サウナに入ると血流は安静時の2倍近くまで高まります。その結果酸素の摂取量が増え、筋肉疲労物質を分泌するなど、肉体疲労を回復し、エネルギー再生産がなされてることで疲労回復の効果が上がります。

●温度刺激によるストレス解消

サウナによる高温の空気が全身の皮膚を刺激し、中枢神経の興奮が高められます。これにより、神経による身体機能の調整を促し、ストレスを解消します。

●血管が拡張して血圧低下

入浴の直後は一時的に血圧が上昇しますが、その後血管の拡張によって最高血圧・最低血圧ともに低下します。特に、最低血圧の低下は、高血圧の人にとって、サウナならではの最高の効果です。しかし、残念ながら入浴後は次第に普段の血圧に戻ってしまいます。

●低温サウナは安眠効果を向上

低温サウナにゆっくり入ることで、鎮静作用が働きます。活動的な昼のリズムから休息のリズムへの自然な転換がはかれ、快適な睡眠に役立てます。安眠効果を期待する場合、サウナ室では下段の椅子に座るとよいでしょう。

●血行促進による肩こり解消

肩こりや筋肉痛の原因は、主に筋肉の過度の緊張や血流の不足です。サウナに入ると血行がよくなり、筋肉内を循環する血液量が増え、汗と共に疲労物質(乳酸)が排出されるので、肩こり、腰痛などの神経感覚的症状が改善されます。

●ダイエット効果

サウナに入ると大量の汗をかきますので、入浴後に体重を計ればかなり減っています。しかし、入浴後はサウナで失った水分補給が必要ですので短期間で劇的に痩せたりはしませんが、サウナには代謝を良くする効果があります。そのため、ダイエットは運動や食事とサウナを組合わせるとより効果的です。

●自律神経を調節することによる血管強化

サウナの温度刺激は自律神経の調節力を高めることで、血行をよくします。また、毛細血管内の血流も促進されます。

●心臓機能の向上

サウナに入ると脈拍がしだいに増えてくることからわかるように、心臓の血液拍出量が増加します。したがって、血液循環量も増え、酸素や栄養が全身に循環されます。

●交代浴で自律神経の訓練

交代浴といって、サウナと水風呂・冷水シャワーなどを併用する入浴法があります。交代浴による温度変化は、自律神経系の訓練となり、これによって自らの器官機能を調整しますので、大きな健康効果が期待されます。

●汗腺・皮脂腺までも清潔に

サウナによる筋温や血液温の上昇によって老廃物や疲労物質は、汗とともに体外に分泌されます。
体温が約38℃になると、全身の汗腺から汗が噴き出します。同時に毛穴にある皮脂腺からあぶらが、アポクリン腺からは鼻を刺す臭いがでて、汗腺の機能を高め、皮膚や皮下組織を清潔にします。
これがサウナのコンディショニング効果で、疲労をいやし、労働や運動に適した心身状態をつくり出します。

●身体を温めるとHSPも増加

私たちの身体は約60兆という数の細胞で作られており,そのほとんどがタンパク質からできています。その細胞に熱を加えると細胞内のタンパク質は損傷を受けますが同時にHSP(ヒート・ショック・プロティン)というタンパク質が生まれます。このHSPは損傷を受けたタンパク質を元通りに修復します。細胞は高熱だけでなく疲労、汗腺、血管の梗塞、虚血状態、紫外線などさまざまなストレスによっても損傷を受けますが,これらの細胞異常に効果があるのがHSPです。冷えは万病のもと、身体を温めると病は治ります。

※適切なサウナの利用頻度について知りたい方は下記の記事をご覧ください。

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サウナに入る前に気をつけること

この記事では、ここまでサウナが健康に良いこと、効果をお話ししてきました。ここまで読んでくださった方の中には実際にサウナに行ってみようと思って下さった方もいらっしゃると思います。そこで、最後にサウナに入る前に最低限気をつけて頂きたいことをお伝えします。

体調が悪い時、お酒を飲んだ後、発汗に影響する薬を服薬した後などは絶対にサウナに入らないでください。

また、サウナに入ったらしっかりと水分補給をする様にしてください。目安としては2〜4杯の水を飲むようにしましょう。間違っても水分補給しなかったり、サウナ室に長時間入るなど無理をしないようにしてください。そんな入り方では健康に良くありません。

そのほか、妊娠中である、比較的最近心臓発作を起こした、高血圧または低血圧である、という人は、サウナは避けた方がいいでしょう。また、持病があり利用に不安がある人は、必ず医師に相談してから利用してください。

近年は“ととのう”がブームになり、日本でも市民権を得てきたサウナですが無理のない利用を心がけ、いい汗をかいて健康になっていきましょう!

“ととのう”サウナの入り方について知りたい方は下記の記事をご覧ください。

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まとめ

この記事では、サウナは健康に良いのか?悪いのか?について詳しく解説してきました。

サウナの入り方・正しく整う方法について知りたい方は下記の記事を読んでください。

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